2013年11月01日
コトカス スロー

キャスティング! ゆっくりステージの幕が開く。
コトカスを着水させ、完全に浮くまで少し待つ。
さ~バスとの駆け引きの始まりだ。
ドラムが「one, two, three, four!」ベース、ギター、ボーカルが同時にシャウト!
観客の「ワー」という歓声に身体が熱くなる。
ここで少しでもルアーを動かすと、
バスとの張りつめた距離感が壊れ、釣れる確率がぐっと下がる。
バスはラインも見えている。
見え子バス達と遊んでいると、ルアー以外にもラインと水面の接点もつついてくるのだ。
ベイトリールを右手に持ち替える時にラインスラッグも適当に処理してはだめだ、
下手な処理をすると一気に緊張の糸は切れ、これまた釣れる確率がぐっと下がる。
私はこのリスクを避けるためにベイトを左ハンドルに変えた。
そしてもっとも重要な引き始め。
この引き始めに少し力がいる、少し引っかかるような感じを受けるリールはだめだ。
だから私はスピニングではコンプレックスを売ってルビアスを使っている。
引き心地はコンプレックスの方がいいが、引き始めはルビアスの方が勝るからだ。
今の私には引き心地や軽さはどうでもよく、ドラグと引き始めが重要なのだ。
バスがずっとルアーを意識しているイメージを保ちながら集中し、
コトカスをあくまでナチュラルに一定のスピードでスローに引く。
さて、一口にスローと言っても、人それぞれいろいろあると思うが、
私はこの時期に今まで釣れた経験で身体が覚えているスピード。
SF60で言えば、表層10cm下をゆっくり引いてこれるスピード。
SF60がウィードのツラをかする位のスピードでコトカスで表層を引くのだ。
冬の夜などに威力を発揮するデッドスローはこれより数段遅い。
「ドバッ」と水面が割れる!
ボーカルが 「Aoh!」とシャウト! いよいよギターソロだ! フッキング!
ステージスポットが私1点を照らす!
体中の血が逆流し、もう観客の声は聞こえない、最も熱い瞬間だ!
COME ON BABY!
これがデカく重いと、無事岸にランディングするまで記憶が飛んでる事もある。
「きた~~~~~~」 ロックンロール!
これが、初心者なりに考えてやっている、先日数釣りした私のコトカススロー。
長年ロックバンドをやってきた私が、釣りに通じるものを感じ、ハマった感覚である。
琵琶湖のバス釣りは9割はポイントで決まると考える。
いくら名手でも魚のいない所では釣れない。
しかし、いくらいいポイントでも、圧倒的に釣果の差がつくのもこれまた事実である。
特に現在の琵琶湖では、誰が何やっても、何投げても釣れるという状況は少ない。
私の身近な上級者達は、その日の自然状況を読み、
「この風なら、あそこで~に出るだろう」とポイントや使うルアーまでも絞り釣るのだ。
残念ながら今の私にはそれは出来ない、今の私の釣りは運に頼っている。
まあこれが少し見えてきたら、いよいよ初心者の域を抜けるはずだ。
行くぜ!

Posted by ゴッキー at 12:12
│sumlures